4月15日

 

 

自分の今の気持ちを整理するのと、これを見返した時にどんな気持ちでどんなことを考えたかを思い出せるように書いておきます。

 

 

 

まず、関ジャニ∞を好きになったのが数年前。

私はその頃ジャニーズとかアイドルとか、そういったポピュラーな存在に対してすごく偏見を持っていた。今考えるとすごくバカバカしいけど、みんなが好きなものは薄っぺらくて陳腐なもの、くだらないもの。そんな風に思っていた。

でもなんか、関ジャニ∞は違った。

アイドルらしく甘い言葉を囁くわけでもなく、キラキラしたダンスをずーっとするわけでもなく。アイドルぽくない関西弁でめちゃめちゃな下ネタを言ったりふざけたり、バンドで演奏したり。

もともとバンドが好きだったわたしが、一風変わったバンドもお笑いもこなすアイドル、関ジャニ∞を好きになるのは不思議な事じゃなかった。わたしが好きな「関ジャニ∞」のイメージを形作っていたのは、もちろん関ジャニ∞全員だといえばそうだけれど、とにかくすばるくんのイメージが大きかった。

好きになる前も、関ジャニって言ったらあのなんかちょっと怖そうなロン毛の人がいるグループか、という程度にはすばるくんのことを認識していた。それほどに、すばるくんのインパクトは強かった。

 

 

 

関ジャムがいつもトレンドに入って音楽ファンの人にも好かれ始めたり、去年のアルバム「ジャム」が自己最高記録のヒットだったり、フェスに出たり、関ジャニ∞は音楽の方面ですごく有名になってきたと思う。

そして「関ジャニバンドすごいじゃん」という感想をよく見るようになり、それに伴って「すばるくんは歌が上手い」っていうイメージが今までよりもずっとより濃く世間に広まっていったと思ってる。

私だけじゃなく周りのファンもファンじゃないけどなんとなく関ジャニ好きって人も、みんな「関ジャニ今すごく乗ってきてる、これからもっと活躍するんだろうな」と思っていたはず。私は疑いようもなく信じてた。

つぎはフジロックかな、とか、あのアーティストとコラボとかないかな、とか、私はたくさん期待した。すばるくんが真ん中に立って率いていた関ジャニ∞ならそれができると思ったから。なんでも叶えそうだったから。

すばるくんがソロで活動したり、音楽活動に積極的なのはもちろん知っていた。私は、すばるくんのその夢を関ジャニ∞みんなで叶えるんだろうと思っていた。

だからこそ、フライデーの報道が出た時も若干の不安はあったものの、ありえない、と言って笑うことが出来た。

だってすばるくんが、「一生あなた達のアイドルでいます」「俺らについてきたら間違いない」「これからもっと楽しいこといっぱいある」って言ったから。すばるくんが叫ぶ「eighter!」という声に、少なくともグループとファンへの愛情を感じていたから。

だから「すばるくんは辞めないよ」と言って笑えていた。

 


でもやっぱり、今日の出来事でファンの知りうる範囲の限界とか、無力さとかを痛感した。すばるくんを信じていた。裏切られたなんて全く思ってないけど、私はすばるくんの「グループとファンへの愛」を信じていた。

今日の11時に正式に脱退が発表になって、わたしは寝起きだったけどしゃくり上げて泣いた。数日前、噂が出ていた時からこうなることを少し考えてはいた。でも絶対ないと思っていた。絶対なんかなかった。

 


会見の動画がTwitterで流れてきてそれを見たり、フォロワーさんのツイートを読んだりした。

トレンドにすばるくん と関ジャニ がいることがとても辛かった。

私は丸ちゃん担だけど、すばるくんがいなくなることでこんなに涙が出て気持ちが沈むとは思わなかった。それだけ、すばるくんが今まで関ジャニ∞として大きい存在だったんだと感じるしかなかった。

 


「音楽活動を突き詰めるため」。

嫌な言い方だけど、わたしはそれを「関ジャニであることを捨ててまで選んだのか。」と感じてしまった。7人の関ジャニを見たいファンの気持ちはどうすればいいのか。

最初はそんなことで頭がいっぱいだった。

 


でも、すばるくんが「自分の人生を優先させてもらった」と言うのだ。

こんな言いづらい、露骨な言葉ってない。

だけど、メンバーの説得を押し切るにはそれぐらい愚直で貪欲じゃないと通用しない。

私はその本音を聞けたことが何よりの救いで、何よりの納得の材料になると思った。

 


事務所にいながら音楽の勉強もできるけど、すばるくんはそれを選ばなかった。

ただでさえ忙しい関ジャニ∞の仕事をしながら勉強、両方を中途半端にせず行うのはきっととても難しいことだ。

すばるくんは私たちを裏切ってなんかいない。関ジャニ∞への愛情があったからこそ、この決断をしたんだ。

それじゃ、どうしたって止められるわけがない。何よりメンバーが止められない、送り出したんだから私がどう思ったって仕方が無い。やっとそう思えた。

 


これから同じ目標に向かって進む7人を見ることは出来ない。6人と1人、関ジャニ∞渋谷すばる

出来ることならずーっと7人の関ジャニ∞を見ていたかった。すばるくんがふざけて、横山くんが笑って、村上くんがすばるくんをはたいて。それがずーっと続くと思っていた。

真ん中に大きく立って、ものすごい迫力で歌うすばるくん。みんなに囲まれて、ふざけるすばるくん。

すばるくんが今まで、関ジャニ∞のイメージを背負っていた部分が大きすぎるよ。

 


すばるくんがいなくなって、これからの関ジャニ∞がどうなるかは誰にもわからない。予想なんかつくはずない。

でも、絶対に絶対に、「すばるくん、グループ抜けなきゃよかったのに。」「関ジャニ、すばるくん抜けてだめになったな」とか、思わせないでほしい。

 


今はすごく悲しくてさみしくて、やりきれないけれど、これからの関ジャニ∞渋谷すばるくんが「最高だ。あんなこともあったけど、応援していて本当によかった」と思わせてくれることを信じています。